# 平面上のベクトル
# ベクトルの平行、分解
ベクトルの平行条件(a=0,b=0 のとき)
- a∥b⟺b=ka となる実数 k がある
ベクトルの分解
a=0,b=0,a∦b のとき、任意のベクトル p は、実数 s,t を用いてただ 1 通りに
- p=sa+tb の形に表される。
# ベクトルの相等、大きさ
a=(a1,a2),b=(b1,b2) とする。
相等
- a=b⟺a1=b1, a2=b2
大きさ
# 点の座標とベクトルの成分
A=(a1,a2),B=(b1,b2) のとき
- AB=(b1−a1,b2−a2)
- |\overrightarrow{AB}| = \sqrt
# 内積の定義、内積と成分
a=0,b=0 とする。
内積の定義
a と b のなす角を θ (0∘≤θ≤180∘) とすると
- a⋅b=∣a∣∣b∣cosθ
内積と成分
a=(a1,a2),b=(b1,b2) のとき
- a⋅b=a1b1+a2b2
- また、a と b のなす角を θ とすると cosθ=∣a∣∣b∣a⋅b=a12+a22b12+b22a1b1+a2b2
垂直条件
a=(a1,a2),b=(b1,b2)=0 とする。
- a⊥b⟺a⋅b=0⟺a1b1+a2b2=0
# 位置ベクトルと共線条件
分点の位置ベクトル
2 点 A=(a),B=(b) に対して、線分 AB を m:n に分ける点の位置ベクトル p。
- 内分 …… \vec p = \dfrac{n\vec{a} + m\vec{b}}
- 外分 …… \vec p = \dfrac{-n\vec{a} + m\vec{b}}
共線条件
2 点 A,B が異なるとき
- 点 P が直線 AB 上にある ⟺AP=kAB となる実数 k がある
# ベクトル方程式
直線のベクトル方程式
s,t を実数とする。
- 点 A(a) を通り、d(=0) に平行な直線のベクトル方程式
p=a+td
- 異なる 2 点 A(a),B(b) を通る直線のベクトル方程式
p=(1−t)a+tb, または p=sa+tb(s+t=1)
内積による直線のベクトル方程式
- 点 A(a) を通り、n(=0) に垂直な直線のベクトル方程式
n⋅(p−a)=0
平面上の点の存在範囲
△OAB に対して、OP=sOA+tOB のとき、点 P の存在範囲は
- 直線 AB⟺s+t=1
- 線分 AB⟺s+t=1, s≥0, t≥0
- △OAB の周と内部 ⟺0≤s+t≤1, s≥0, t≥0
- 平行四辺形 OACB の周と内部 ⟺0≤s≤1, 0≤t≤1
円のベクトル方程式
中心 C(c)、半径 r の円のベクトル方程式
∣p−c∣=r
ベクトルの応用
- 点 P が直線 AB 上にある ⟺OP=sOA+tOB, s+t=1 となる実数 s,t がある。
# 空間のベクトル
# ベクトルの演算、相等、大きさ
ベクトルの分解
同じ平面上にない 4 点 O,A,B,C に対して OA=a,OB=b,OC=c とすると、
- 任意のベクトル p は実数 s,t,u を用いてただ 1 通りに p=sa+tb+uc の形に表される。
相等、大きさ
a=(a1,a2,a3),b=(b1,b2,b3) とする。
- a=b⟺a1=b1,a2=b2,a3=b3
- |\vec{a}| = \sqrt
AB の成分と大きさ
A(a1,a2,a3),B(b1,b2,b3) のとき
- AB=(b1−a1,b2−a2,b3−a3)
- |\overrightarrow{AB}| = \sqrt
# ベクトルの内積
a=(a1,a2,a3),b=(b1,b2,b3) のとき
- a⋅b=a1b1+a2b2+a3b3
# ベクトルの応用
同じ平面上にある条件
s,t,u を実数とする。点 P(p) が 3 点 A(a),B(b),C(c) の定める平面上にある
- \iff \overrightarrow{CP} = s\overrightarrow{CA} + t\overrightarrow
- ⟺p=sa+tb+uc, s+t+u=1
球面の方程式
- 点 (a,b,c) を中心とする、半径 r の球面
(x−a)2+(y−b)2+(z−c)2=r2
x2+y2+z2=r2
- 一般形,ただし A2+B2+C2−4D>0
x2+y2+z2+Ax+By+Cz+D=0
- 中心が C(c)、半径が r の球面のベクトル方程式
∣p−c∣=r
# (参考) 平面・直線の方程式
平面の方程式
- 点 A(a) を通り、n(=0) に垂直な平面のベクトル方程式
n⋅(p−a)=0
- A(x1,y1,z1),n=(a,b,c) のとき、平面の方程式
a(x−x1)+b(y−y1)+c(z−z1)=0
ax+by+cz+d=0
直線の方程式
t を実数とする。
- 点 A(a) を通り、d(=0) に平行な直線のベクトル方程式
p=a+td
- A(x1,y1,z1),d=(l,m,n) のとき、直線の方程式
x=x1+lt, y=y1+mt, z=z1+nt
- A(x1,y1,z1),d=(l,m,n) のとき、直線の方程式(別)
lx−x1=my−y1=nz−z1(lmn=0)
# 複素数平面
# 複素数平面
絶対値
- z=a+bi に対し |z| = \sqrt
絶対値の性質
z,α,β は複素数とする。
- ∣z∣=0⟺z=0
- ∣z∣=∣−z∣=∣zˉ∣
- zzˉ=∣z∣2
- ∣αβ∣=∣α∣∣β∣
- ∣∣∣∣βα∣∣∣∣=∣β∣∣α∣(β=0)
- 2 点 α,β 間の距離 ∣β−α∣
# 複素数の極形式
複素数平面上で、O(0),P(z),z=a+bi (z=0)、OP=r、OP と実軸の正の部分とのなす角が θ のとき
z=r(cosθ+isinθ)(r>0)
複素数の乗法、除法
z1=r1(cosθ1+isinθ1),z2=r2(cosθ2+isinθ2) とする。
- 複素数 z1,z2 の乗法
- z_1z_2 = r_1r_2\
- ∣z1z2∣=∣z1∣∣z2∣
- arg(z1z2)=argz1+argz2
- 複素数 z1,z2 の除法(z2=0 とする)
- \dfrac{z_1}{z_2} = \dfrac{r_1}{r_2}\
- \left|\dfrac{z_1}{z_2}\right| = \dfrac{|z_1|}
- arg(z2z1)=argz1−argz2
複素数の乗法と回転
r>0 とする。点 r(cosθ+isinθ)z は、点 P を原点を中心として角 θ だけ回転し、原点からの距離を r 倍した点である。
# ド・モアブルの定理
ド・モアブルの定理
n が整数のとき
(cosθ+isinθ)n=cosnθ+isinnθ
1 の n 乗根
1 の n 乗根は n 個あり、それらを zk (k=0,1,2,⋯,n−1) とすると
zk=cosn2kπ+isinn2kπ
n≥3 のとき、点 zk (k=0,1,2,⋯,n−1) は点 1 を 1 つの頂点として、単位円に内接する正 n 角形の頂点である。
# 複素数と図形
点 A(α),B(β),C(γ),D(δ) は互いに異なる点とする。
線分 AB の内分点、外分点
- m:n に内分する点 \dfrac{n\alpha + m\beta}
- 中点 \dfrac{\alpha + \beta}
- m:n に外分する点 \dfrac{-n\alpha + m\beta}
方程式の表す図形
- ∣z−α∣=r(r>0) は、中心 A、半径 r の円
- n∣z−α∣=m∣z−β∣(n>0,m>0) は
- m=n なら線分 AB の垂直二等分線
- m=n なら線分 AB を m:n に内分する点と外分する点を直径の両端とする円(アポロニウスの円)
なす角、平行・垂直などの条件
- \angle \beta\alpha\gamma = \arg\dfrac{\gamma - \alpha}
- 3 点 A,B,C が一直線上にある ⟺β−αγ−α が実数
- AB⊥AC⟺β−αγ−α が純虚数
- β−αδ−γ が
- 実数 ⟺AB∥CD
- 純虚数 ⟺AB⊥CD
# 式と曲線
# 2 次曲線
放物線 y2=4px (p=0) [標準形]
- 頂点は原点。
- 焦点は F(p,0)、準線は直線 x=−p
- 軸は x 軸。曲線は軸に関して対称。
- 曲線上の任意の点と焦点・準線との距離は等しい。
楕円 a2x2+b2y2=1 (a>b>0) [標準形]
- 中心は原点、長軸の長さは 2a、短軸の長さは 2b
- 焦点は F(c, 0), F'(-c, 0) \quad c = \sqrt
- 曲線は x 軸、y 軸、原点に関して対称。
- 曲線上の任意の点 P について PF+PF′=2a
双曲線 a2x2−b2y2=1 (a>0,b>0) [標準形]
- 中心は原点。
- 曲線は x 軸、y 軸、原点に関して対称。
- 焦点は F(c, 0), F'(-c, 0) \quad c = \sqrt
- 漸近線は 直線 ax−by=0,ax+by=0
- 曲線上の任意の点 P について ∣PF−PF′∣=2a
2 次曲線の接線
曲線上の点 (x1,y1) における接線の方程式は
- 放物線 y2=4px⟹y1y=2p(x+x1)
- 楕円 a2x2+b2y2=1⟹a2x1x+b2y1y=1
- 双曲線 a2x2−b2y2=1⟹a2x1x−b2y1y=1
離心率 e と準線 ℓ
定点 F と、F を通らない定直線 ℓ からの距離の比が e:1 である点の軌跡は
- 0<e<1 のとき F を焦点の 1 つとする楕円
- e=1 のとき F を焦点、ℓ を準線とする放物線
- e>1 のとき F を焦点の 1 つとする双曲線
# 媒介変数表示
曲線の媒介変数表示(a>0,b>0 とする。)
- 円 x2+y2=a2⟹x=acosθ,y=asinθ
- 放物線 y2=4px⟹x=pt2,y=2pt
- 楕円 a2x2+b2y2=1⟹x=acosθ,y=bsinθ
- 双曲線 a2x2−b2y2=1⟹x=cosθa,y=btanθ
- サイクロイド x=a(θ−sinθ),y=a(1−cosθ)
# 極座標と極方程式
極座標 (r,θ) と直交座標 (x,y) の関係
- x=rcosθ,y=rsinθ
- r = \sqrt
- r=0 のとき \cos\theta = \frac{x}{r}, \sin\theta = \frac{y}
極方程式
[r<0 も考える。すなわち、r>0 のときの点 (−r,θ) は、点 (r,θ+π) と同じ点を表す。]
- 円
- 中心が極、半径 a⟹r=a
- 中心 (a,0)、半径 a⟹r=2acosθ
- 中心 (r0,θ0)、半径 a⟹r2−2rr0cos(θ−θ0)+r02=a2
- 直線
- 極を通り、始線と α の角をなす ⟹θ=α
- 点 A(a,α) を通り、OA(O は極)に垂直 ⟹rcos(θ−α)=a (a>0)
- 2 次曲線
- 焦点を極とすると ⟹r(1+ecosθ)=l (l>0)
- 0<e<1 のとき楕円、e=1 のとき放物線、1<e のとき双曲線 となる。
# 関数
# 分数関数・無理関数
分数関数 y = \dfrac{ax+b}
- y=x−pk+q の形に変形する。
- 漸近線が 2 直線 x=p,y=q の直角双曲線。
- y=xk のグラフを x 軸方向に p、y 軸方向に q だけ平行移動したグラフ。
- 向こうに p=−ab だけ平行移動したグラフ。
無理関数 y = \sqrt
- y=a(x−p) の形に変形する。
- 軸が x 軸、頂点が原点の放物線 y2=ax の y≥0 の部分である y=ax のグラフを、x 軸方向に p=−ab だけ平行移動したグラフ。
# 逆関数・合成関数
逆関数
- y=f(x)⟺x=g(y) のとき g(x)=f−1(x)
- y=f(x) と y=f−1(x) のグラフは、直線 y=x に関して対称。
- f(x) の定義域[値域]=f−1(x) の値域[定義域]
- 分数関数 y=cx+dax+b が逆関数をもつ条件は ad−bc=0
合成関数
- (g∘f)(x)=g(f(x))
- (g∘f)(x) と (f∘g)(x) は、一般には一致しない。
# 極限
# 数列の極限
数列の極限
- 収束 n→∞liman=α(極限値)
- 発散 n→∞liman=∞,n→∞liman=−∞
- 数列は振動する(極限がない)
無限等比数列の極限
n→∞ のとき {rn} の極限は
- r>1 のとき rn→∞ 発散する
- r=1 のとき rn→1 収束する
- ∣r∣<1 のとき rn→0 収束する
- r≤−1 のとき 数列は振動する(極限はない)
# 無限級数
無限級数の収束・発散
- ∑an が収束 ⟹n→∞liman=0
- n→∞liman=0⟹∑an は発散
無限等比級数 ∑n=1∞arn−1(a=0)
- ∣r∣<1 のとき 収束して、和は \dfrac{a}
- ∣r∣≥1 のとき 発散する
# 関数の極限
関数の極限
- x→a のとき f(x)→α(x→alimf(x)=α)
- 1 つの有限な値(極限値) α に近づく ⟹ 極限がある
- 関数の極限 ∞(正の無限大に発散)、−∞(負の無限大に発散)、極限はない
- 関数の極限値 ±∞ も極限値とはいわない。
左側極限、右側極限
- 右側極限 x→a+0limf(x)[x>a で x→a]
- 左側極限 x→a−0limf(x)[x<a で x→a]
- 特に a=0 なら x→+0limf(x),x→−0limf(x) と表す。
極限に関する性質
x→a のとき f(x)→α, g(x)→β ならば
- f(x)g(x)→αβ,g(x)f(x)→βα (β=0)
- はさみうちの原理 f(x)≤h(x)≤g(x), α=β ならば h(x)→α
- [x→a を x→∞,x→−∞ としても、上で示した性質は成立する。]
三角関数の極限(角の単位は弧度法)
- limx→0xsinx=1,limx→0sinxx=1,limx→0xtanx=1
# 関数の連続・不連続
関数 f(x) が
- x=a で連続とは極限値 x→alimf(x) が存在して x→alimf(x)=f(a)
- x=a で不連続とは、次のいずれかの場合をいう。
- 極限値 x→alimf(x) が存在しない。
- 極限値 x→alimf(x) が存在して x→alimf(x)=f(a)
中間値の定理
- 関数 f(x) が閉区間 [a,b] で連続で f(a)=f(b) ならば、f(a) と f(b) の間の任意の値 k に対して f(c)=k を満たす実数 c が、a と b の間に少なくとも 1 つある。
# 微分法
# 微分法の基本
微分係数
- f'(a) = \displaystyle\lim_{h \to 0} \frac{f(a+h)-f(a)}{h} = \displaystyle\lim_{x \to a} \frac{f(x)-f(a)}
微分可能と連続
- f(x) が x=a で微分可能なら連続である。ただし、逆 (連続なら微分可能) は成立しない。
導関数の定義
- f'(x) = \displaystyle\lim_{h \to 0} \frac{f(x+h)-f(x)}
導関数の公式
u,v は x の関数で微分可能とするとき。
- (uv)′=u′v+uv′
- \left(\dfrac{u}{v}\right)' = \dfrac{u'v - uv'}
- 特に \left(\dfrac{1}{v}\right)' = -\dfrac{v'}
- (xα)′=αxα−1 (α は実数で x>0)
# 三角、指数、対数関数の導関数
三角関数の導関数
- (sinx)′=cosx
- (cosx)′=−sinx
- (\tan x)' = \dfrac{1}
指数・対数関数の導関数
a>0,a=1 とする。
- (ex)′=ex
- (ax)′=axloga
- (\log |x|)' = \dfrac{1}
- (\log_a |x|)' = \dfrac{1}
対数微分法
- y=f(x) の両辺の絶対値の自然対数をとって、両辺を微分する。
Example:y=xx⟹logy=xlogx⟹yy′=logx+1⟹y′=xx(logx+1)
e の定義
- h→0lim(1+h)h1=x→±∞lim(1+x1)x=e(e=2.71828⋯)
# 微分法の応用
# 接線と法線
接線と法線の方程式
曲線 y=f(x) 上の点 A(a,f(a)) における
- 接線の方程式は y−f(a)=f′(a)(x−a)
- 法線の方程式は f′(a)=0 のとき y−f(a)=−f′(a)1(x−a)
# 平均値の定理
ロルの定理
- 関数 f(x) が区間 [a,b] で連続、区間 (a,b) で微分可能で、f(a)=f(b) ならば f′(c)=0,a<c<b を満たす実数 c が存在する。
平均値の定理
- 関数 f(x) が区間 [a,b] で連続、区間 (a,b) で微分可能ならば b−af(b)−f(a)=f′(c),a<c<b を満たす実数 c が存在する。
# 関数の増減と極値
関数の増減
関数 f(x) が、区間 [a,b] で連続、区間 (a,b) で微分可能であるとき
- 常に f′(x)>0 なら区間 [a,b] で単調に増加
- 常に f′(x)<0 なら区間 [a,b] で単調に減少
- 常に f′(x)=0 なら区間 [a,b] で定数
関数の極大・極小
- x=a を含む十分小さい開区間において
- x=a なら f(x)<f(a) のとき f(x) は x=a で極大といい、f(a) を極大値という。
- x=a なら f(x)>f(a) のとき f(x) は x=a で極小といい、f(a) を極小値という。
- 極大値と極小値をまとめて、極値という。
- f(x) が x=a で微分可能で f(a) が極値をとる ⟹f′(a)=0 (逆は不成立)
極値と第 2 次導関数
x=a を含むある区間で f′′(x) は連続とする。
- f′(a)=0 かつ f′′(a)<0 なら f(a) は極大値
- f′(a)=0 かつ f′′(a)>0 なら f(a) は極小値
曲線の凹凸・変曲点
曲線 y=f(x) の凹凸・変曲点
- ある区間で f′′(x)>0 ならば、その区間で下に凸
- ある区間で f′′(x)<0 ならば、その区間で上に凸
- 変曲点 凹凸が変わる曲線上の点のこと。
- 点 (a,f(a)) が曲線 y=f(x) の変曲点ならば f′′(a)=0
# 方程式・不等式への応用
方程式 f(x)=g(x) の実数解の個数
- y=f(x) のグラフと y=g(x) のグラフの共有点の個数を調べる。
不等式 f(x)>g(x) の証明
- F(x)=f(x)−g(x) として、F(x) の最小値 m を求め、m>0 を示す。
# 速度・加速度、近似式
平面上の運動の速度・加速度
- 平面上を点 P が曲線を描いて運動し、時刻 t のときの位置 (座標) が x=f(t),y=g(t) で与えられるとき、速度 v、加速度 α は v=(dtdx,dtdy),α=(dt2d2x,dt2d2y)
- また、速さ ∣v∣、加速度 α の大きさ ∣α∣ は、順に (dtdx)2+(dtdy)2,(dt2d2x)2+(dt2d2y)2
1 次の近似式
- ∣h∣ が十分小さいとき f(a+h)≈f(a)+f′(a)h
- ∣x∣ が十分小さいとき f(x)≈f(0)+f′(0)x
# 積分法
# 不定積分
基本的な関数の不定積分 C は積分定数とする。
- ∫xαdx=α+1xα+1+C(α は実数、α=−1)
- ∫xdx=log∣x∣+C
- ∫sinxdx=−cosx+C
- ∫cosxdx=sinx+C
- ∫cos2xdx=tanx+C
- ∫exdx=ex+C
- ∫axdx=logaax+C(a>0,a=1)
置換積分法
C は積分定数とする。
- ∫f(g(x))g′(x)dx=∫f(u)du,g(x)=u
- ∫f(ax+b)dx=a1F(ax+b)+C
- ∫f(x)f′(x)dx=log∣f(x)∣+C
- ∫{f(x)}αf′(x)dx=α+1{f(x)}α+1+C(α=−1)
部分積分法
- ∫f(x)g′(x)dx=f(x)g(x)−∫f′(x)g(x)dx
- 特に ∫f(x)dx=xf(x)−∫xf′(x)dx
# 定積分
定積分の置換積分法
- x=g(t),a=g(α),b=g(β) のとき ∫abf(x)dx=∫αβf(g(t))g′(t)dt
定積分の部分積分法
- ∫abf(x)g′(x)dx=[f(x)g(x)]ab−∫abf′(x)g(x)dx
偶関数・奇関数の定積分
- 偶関数のとき ∫−aaf(x)dx=2∫0af(x)dx
- 奇関数のとき ∫−aaf(x)dx=0
定積分で表された関数
a,b は定数とする。
- ∫axf(t)dt は x に無関係で、x の関数である。
- dxd∫axf(t)dt=f(x)
- dxd∫h(x)g(x)f(t)dt=f(g(x))g′(x)−f(h(x))h′(x)
定積分と和の極限 (区分求積法)
f(x) が区間 [a,b] で連続で、この区間を n 等分して両端と分点を a=x0,x1,x2,⋯,xn=b とし、nb−a=Δx とおくと
- ∫abf(x)dx=n→∞limk=1∑nf(xk)Δx=n→∞limk=0∑n−1f(xk)Δx
- 特に a=0,b=1 とすると
- ∫01f(x)dx=n→∞limn1k=1∑nf(nk)=n→∞limn1k=0∑n−1f(nk)
# 積分法の応用
# 面積、体積、曲線の長さ
面積 x=g(y) と y 軸の間の面積
- 曲線 x=g(y) と y 軸と 2 直線 y=c,y=d (c<d) で囲まれた部分の面積 S=∫cd∣g(y)∣dy
- x=f(t),y=g(t) で表される曲線と面積 S=∫abydx=∫αβg(t)f′(t)dt ただし、常に y≥0,a=f(α),b=f(β)
立体の体積
- 切り口の面積が S(x) の立体の体積は、a<b のとき V=∫abS(x)dx
回転体の体積
- 曲線 y=f(x) と x 軸と 2 直線 x=a,x=b (a<b) で囲まれた部分を x 軸の周りに 1 回転してできる立体の体積 V=π∫ab{f(x)}2dx=π∫aby2dx
曲線の長さ
- 曲線 x=f(t),y=g(t) (α≤t≤β) の長さは ∫αβ(dtdx)2+(dtdy)2dt=∫αβ{f′(t)}2+{g′(t)}2dt
- 曲線 y=f(x) (a≤x≤b) の長さは ∫ab1+(dxdy)2dx=∫ab1+{f′(x)}2dx
# 発展事項(微分方程式)
簡単な微分方程式と一般解
- 変数分離形 f(y)dxdy=g(x) に変形できるときは、両辺を x で積分する。 ∫f(y)dy=∫g(x)dx
- dxdy=ky の一般解は y=Cekx (C は任意定数)